【マルヨシ通信No.105】
緩和ケアという医療分野があります。癌など重い病気の診断を受けた患者やご家族の心身の辛さを和らげる医療やケアをします。緩和ケアの第一人者で「早期緩和ケア大津クリニック」の大津秀一院長が「70代以降も脳が老化しない人の特徴10選」というユーチューブ動画をアップし4ヶ月で111万回の視聴を得ています。内容は納得性があり、特定の製薬を奨めている様なリスクのあるモノではないので皆様にご紹介させて頂きます。
70歳を過ぎても脳の萎縮がなく20~30歳若く見え、難聴でなく、家事もしっかりこなして自立した生活を送っている人をスーパーエージャー(Super Ager =SA)と呼びます。どうしたらSA になれるか特徴10選をまとめてみました。
(1)良く歩くこと。
一日4千歩以上歩けば認知症の罹患率は25%軽減される。 1分当たりの平均歩数40歩以上(早歩きが良い)。高齢者は無理をせず一日1万歩以下に抑えた方が良い。
(2)座ってばかりいない。
毎日12時間以上座っていると認知症のリスクが63%上がる
(3)充分な睡眠時間(7~8時間)をとる事。
睡眠の質(深い睡眠)にも気を配る事
(4)難聴を防ぐ。
聞こえにくいままにすると人とのコミュニケーションが遮断し脳に刺激が伝わらない。難聴を恥じずに補聴器を付けてでも人の輪の中に入る事が大事。
(5)常に新しい課題に取り組む。
新しいことにチャレンジしないと脳が老化してしまう。課題はスポーツ、ゲーム、趣味、資格、ボランティア活動等何でも良いが、未知の人と新しい交流を始めるのも良い。
(6)主観(自分が思っている)年齢が実年齢より若い事。
自分の気持ちを若く保つことが脳の活性化に繋がる。プチオシャレを楽しむなど着る物から変えて行くのも良い。
(7)生涯学習(永遠に生きるかの様に学び続けなさい)
知識は脳の栄養。好奇心や知識欲が失せると脳も衰える。
(8)人と交流する意欲を持つ。
人に対しての関心を持つ事が精神的な若さの維持や脳の刺激に繋がる。自分から積極的に挨拶、話しかけを行い、脳に刺激を与える事が大切。
(9)脳に悪い影響を与える炎症を減らす生活をする。
肥満も炎症を増やすので気を付ける。過食、過飲酒、喫煙を避ける。高齢者は食欲を落とさない様に配慮すべし。
炎症を引き起こす食材
脳が喜ぶ食材
(10)遺伝的な要因も認知症発症に関係する。
アポリポタンパク質Eの遺伝子型を調べれば発症リスクの高い低いが判明する。但しこの分野は研究途上でAPOE4+4遺伝子が必ず認知症を発症させると実証されていない。
遺伝子型と認知症リスク
最後に大津先生が強調していた認知症回避の重要方策は自分自身でストレスを緩和、解消できるレジリエンスを持ちなさいと。レジリエンスとは「しなやかさ」と言う意味。当てにせず諦めずゆったりと。
【大津秀一先生】48歳 東京都文京区で日本初の緩和ケアクリニックを創設し院長として運営、診察に従事。岐阜大医学部卒。緩和医療医、内科医、がん治療認定医、老年医学会専門医 動画466本、著書多数
ページ作成日 2024-05-26
センチュリー21マルヨシでは単身やご家族で住める越谷エリアの賃貸物件を中心にご紹介しております。また地域に密着してから35年以上の歴史を誇る当社では、オーナー様から賃貸管理を任せて頂いている物件も豊富にございます。不動産のお取引が初めての方にも越谷エリアに精通したスタッフが丁寧にご対応させて頂きますのでどうぞお気軽にご相談ください。