【お知らせ】
今号よりマルヨシ通信の記事内容は記事単位でお知らせページ(毎月上旬〜随時公開)に掲載し、各記事へのリンクを今までのマルヨシ通信案内ページ(5月25日公開予定)へ掲載いたします。
2月24日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以来2か月以上が経ちましたが、未だに戦闘は続いており我々は毎日凄惨な映像を観せられております。然し乍ら、ロシアの独立系世論調査機関「レバダセンター」が侵攻後の3月末にロシア全土53地域、1600人を対象に行った対面調査でプーチン大統領の支持率は83%と言う驚異的な数字をあげております。上記の支持率推移グラフに見られるように2020年や2021年には60%台の支持率でしたが、侵攻後に急上昇を記録した理由は何なのか探ってみました。
プーチン大統領ほど好奇心をそそられる政治家はいないと言われています。習近平中国国家主席や安倍晋三元総理の様に政治家一家のサラブレッドではなく、トランプ大統領の様に大富豪でもありませんでした。
貧しい労働者の家に生まれ、喧嘩が絶えなかった少年時代を過ごし、レニングラード大学法学部を卒業後KGB(国家保安委員会)のスパイとして16年間日陰の仕事に従事して来ました。
2000年48歳で大統領に就任
170㎝の小柄ながら眼光は鋭い
1994年42歳の時にモスクワ以前の首都だったサンクトペテルブルクの第一副市長に引き上げられ、多くの外国企業の誘致に行政手腕を発揮しました。その後、モスクワに移り2000年にエリツィン大統領の辞任に伴い大統領に就任しました。(写真左)
3年半前まで無職だった男が異例の超スピードで大統領になりました。就任後は立て続けに経済施策を敢行し衰退していたロシア経済を8年間でGDP(国内総生産)は72%増加、実質所得は2.5倍、実質賃金は3倍以上、失業と貧困は半減、対外債務の期前返済と数々の偉業を成し遂げました。
国民の間には第一次政権の時の強いプーチンのイメージが残っています。彼について行けば間違いないだろうという思いがあります。
本題に戻り、プーチン大統領の高支持率の理由につき左記にまとめてみました。
①ロシアは広大で極寒、不毛の大地である。ここで生き抜く為には集団を作って互いに守り合う必要がある。個人が勝手に自由や権利を主張して集団から外れれば無慈悲な大地で一か月も持たない。1991年のソ連崩壊後、ロシアは大国の地位から滑り落ちてしまった。国民が必要とするのは自由や権利よりも国を団結させる強いリーダーシップを発揮する大統領である。
②冒頭にご紹介したレバダセンターが「プーチンを熱烈に支持している人達の特徴」として次の3つだと分析しています。
⑴教育水準が低く高齢者⑵地方都市に住み所得が低い人(諸外国の経済制裁の影響は大都市に比べ地方都市の方が少なくなる様に中央政府が補助している)⑶情報源は国営放送のテレビだけでネットの情報が取れない人
③プーチン大統領はウクライナのゼレンスキー政権を一方的に昔、ソ連が侵略を受けたナチス・ドイツになぞらえ、ウクライナがナチ化するのを防ぐ為、止む無く軍事侵攻しているとロシア政府の正当性を強調する情報を流して世論を味方に付けている。レバダセンター曰く「非ナチ化」(ナチの様にしない)という言葉はロシア国民に非常に効果があるとの事です。
ページ作成日 2022-05-21
センチュリー21マルヨシでは単身やご家族で住める越谷エリアの賃貸物件を中心にご紹介しております。また地域に密着してから35年以上の歴史を誇る当社では、オーナー様から賃貸管理を任せて頂いている物件も豊富にございます。不動産のお取引が初めての方にも越谷エリアに精通したスタッフが丁寧にご対応させて頂きますのでどうぞお気軽にご相談ください。