【マルヨシ通信No.84】
5月24日「世界経済フォーラム」は「観光魅力度ランキング」を発表し日本は初めて世界1位になりました。イメージの良かったカナダでさえ2019年に9位だった順位を今回は13位まで落としてしまった事からも伺える様に、かなり厳しい審査がありました。 その審査結果はTTDI 2021(=Travel & Tour Development Index)と言う91ページの膨大な量と中身の濃いレポートとなってネットで公開されております。
国連傘下のUNWTO(国連世界観光機関)、ILO(労働)、WHO(保健)、WTO(貿易)、IATA(国際航空運送協会)など名だたる組織や機関が参画しており、観光に関する調査報告書でこれ以上のモノはないと言われています。世界117ヶ国を対象にしており、日本に関するデータの供出は早稲田大学が行なっています。
TTDI報告書の表紙には1位国の写真が載りますがこの写真、若干違和感あり
TTDIは2013年以降二年毎に発表されており上記の順位表は過去3回のトップ10の国を表しております。2021年は前回15位の中国が12位に上がって来ており今後注目されます。
2021年、日本の一人当たり国民所得は世界28位、幸福度ランキングは同54位に下落するというネガティブなニュースが続いておりましたので、視点を変えた調査により日本の良さは着実に海外の人達に浸透していると分かり自信になります。TTDIは単に旅行や観光に関する数値を分析するだけではなく、ビジネス環境(観光投資をする上での政策の安定性や法律の正当性)や人的労働市場(質の高い従業員の可用性、ニート率)などにも物差しを当てて審査をしています。
言い換えれば観光を取り巻くあらゆる環境を調査・分析しています。夫々の国の全体を診た健康診断の結果なので非常に価値があります。5月25日の日テレニュースが何故日本が1位になれたのかうまくまとめていましたので下記に掲載させて頂きます。
一方、低評価を受けた項目として脱炭素化の取り組みを問う気候変動への対応(107位)やビザ要件のハードルの高さ(104位)があります。変わった項目として15歳~20歳のニート率が世界最小という高評価もあります。政府は6月10日より団体と言う縛りを付けていますが外国人観光客の受け入れを再開しました。円安でもあるので日本の観光業界はコロナ禍での失われた二年間を少しでも挽回すべく腕を撫しています。
世界の労働生産性や効率性に逆行する様な日本独特の芸術・文化も評価されたようです
ページ作成日 2022-06-20
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