【マルヨシ通信No.84】
弊誌2月号でUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)の再建に成功した稀代のマーケター森岡毅さんを採りあげました。その森岡さんが現在心血を注いで取り組んでいるのが沖縄テーマパークです。
森岡さんは2025年開業を目指して沖縄北部今帰仁村(なきじんそん)に5百億円以上をかけてテーマパークを創る為に大和証券、近鉄、オリオンビール等の出資者を集めました。森岡さんの会社も30億円出資します。森岡さん曰く「沖縄はハワイを超える可能性を秘めており、このテーマパークを日本の観光業の未来を切り拓く大きな布石にしたい」と抱負を述べております。
今年5月に日本復帰50周年を迎えた沖縄ですが基地の街という負のイメージも有しています。果たして沖縄はハワイを超えるでしょうか? 森岡さんのコメントをまとめてみました。
⑴沖縄の観光客数はコロナ前の2019年に一千万人超え、ハワイと同等数になりました。然しながら、観光客の平均滞在日数は3泊4日でハワイの8泊9日の半分以下であり、消費するお金も一人平均7.5万円でハワイの1/3と少ないです。(17年統計)
⑵沖縄が持つポテンシャルは何と言っても多くの観光資源です。美しい海や緑の台地と長い歴史を物語る文化遺産があります。大自然、空、風、独特の文化が相まって、何とも心地良い時間が流れて行きます。観光資源の奥行きの深さは計り知れません。清潔で、治安も良く物価高騰のハワイと比べたら格段にコスパは良く、これらは、観光客を呼び込む為に大変重要な要素です。
⑶沖縄は半径4時間で円を描けば、アジアの20億人近い人口が入って来る恵まれた立地です。(下図)ハワイは日本から8時間、米国西海岸ロスでも6時間要します。
⑷沖縄は亜熱帯気候の高温多湿地域ですが、真夏に最高気温が35℃を超える猛暑日は少なく、冬でも15℃を下回る事がないので年間を通して過ごし易いです。
⑸沖縄テーマパークはオリオン嵐山ゴルフ場の跡地56Haを使って「大自然」をコンセプトにして都会で味わう事ができない刺激に満ちたプレミアムな体験をして貰います。
⑹テーマパークの中身については、ある程度の具体案も出来ていますが、現在行政により環境アセスメントの審査をして頂いている段階なので公の発表は控えています。一つ言えることは沖縄の大自然の中で本能を揺さぶられるようなスリリングな体験をして頂きたいと考えています。ジェットコースターなどは出て来ません。
⑺開発の指標としてはハワイを意識し学ばせて貰っています。蚊が大量発生していた湿地帯に運河を造り水はけを良くして、ワイキキの砂浜は米本土から砂を持って来て人工的にビーチを造った話は有名です。計算しつくされた壮大な事業です。我々は沖縄の観光客数を10年間で倍にするつもりで絵を描いており、今回のテーマパークはロケットでいう第一噴射という段階です。
ページ作成日 2022-06-23
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