【マルヨシ通信No.84】
国連の「世界幸福度ランキング」で5年連続世界1位になっている国はどこでしょう?
正解は北欧のフィンランドです。
ちなみに日本の順位は何位でしょうか? 残念ながら54位です。
この調査は米国の調査会社ギャラップが全世界の世論調査の結果から発表したもので、一人当たりのGDP、政治の透明性、国民の選択の自由度、健康寿命、社会保障など7つの指標を基にしております。主だった国のランキングは左記の通りです。世界149の国と地域が対象です。評価の基準は穏やかで、やすらぎと他人への思いやりを大切にし、充実の人生を過ごしているかという西洋文化に強く根差した幸福論から来ています。日本については健康寿命(2位)と一人当たりGDP (28位)で上位に入りましたが、その他の項目で足を引っ張られた形なっています。
5月18日、フィンランドはスウェーデンと揃ってそろってNATO(北大西洋条約機構)への加盟を申請しました。
隣国ロシアがウクライナに侵攻しフィンランド国民の危機感が高まった為です。「世界で最も幸福な国」と言われるフィンランドですが、その裏には第二次世界大戦で旧ソビエトから軍事侵攻を受けて以来、大国ロシアと向き合って来た苦悩と覚悟があります。
普段は馴染みのない国ですが、フィンランド人のメンタリティは我々日本人と非常に似ていると言われております。フィンランドの面積は日本の90%で人口は550万人。主要産業は従来、農業と林業でしたが、昨今は携帯電話のノキアに代表されるハイテク産業を基幹とする工業先進国に生まれ変わりました。左記の地図からも見て取れるようにロシアとは1300キロ以上にわたって国境を接しており、ロシアとの関係悪化を避ける為に長年中立国の立場をとって来ました。一方、ヨーロッパ諸国にとってフィンランドはロシアの侵攻に対して地理的緩衝地帯として大いに役に立って来ました。
フィンランドでは18歳以上の男子に徴兵役が課されている他、一定の広さを超える建物にはシェルターの設置が義務づけられ、ヘルシンキのシェルターは同市の65万の人口を上回る90万人を収容できます。
凄惨なロシアのウクライナ侵攻を目のあたりにして多くのフィンランド人は「明日は我が身」と感じており、幸福度世界1位と言われながら裏側では苦悩を抱えています。
・食文化を大事にして家で調理をする人が多い(外食が少ない)
・国民性としては控えめな人が多く、男は余計な事を口にしないのが美徳。対立嫌い、実直、素朴、忍耐強い
・時間厳守を旨として、人間関係の構築に積極的。
・靴を脱ぐ習慣がある
・自然豊かな森林(国土の80%)と湖の国で湖や池は18万か所。サウナの発祥国ですが温泉はありません
・冬が長く、極寒ではマイナス30℃。夏は太陽が沈まない白夜がある
・日本から約10時間でヘルシンキ到着。乗り換え後、欧州の主要都市へは1時間程度で行ける。
フィンエア―は他の欧州航空会社と比べ安いので、ヘルシンキ経由が選択されるケースが増えて来た
ページ作成日 2022-06-25
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