【マルヨシ通信No.84】
2016年1月からマイナンバーカード(以下「マイカ」)の交付が始まりましたが、6年経過した今年5月の段階で登録率は約6割と思う様に増えておりません。
増えていない理由としては個人情報漏洩を心配しているとか、国家に管理されたくないという主義主張で反対している方もいれば、デジタルにからっきし弱いので良く分からないという方など幾つかの理由があります。
然し乍ら、マイカを持っていないと不便な事が増えてくる世の中になって参りました。例えば証券会社の口座を維持して行く場合や仮想通貨取引にはマイカがあった方が何かと便利だと言います。2026年から運転免許証がマイカに移されるという話もあります。既に多くの方が利用されていると思いますが、マイカがあればコンビニで住民票、印鑑証明、戸籍謄本などの書類を役所の窓口より100円安く、土日祝日や早朝深夜関係なく、待たずにいつでも入手出来ます。
コンビニの証明書発行機。マイナンバーカードが必要
更にマイカの有用性を高めようと今、政府が力を入れているのが、健康保険証やお薬手帳をマイカに集約させる事です。健康保険証のマイカへの集約についてどういうメリットがあるかご紹介しましょう。
①保険証の切り替えが不要 (従来は引越し、就職、転職をする度に保険証の切り替えが必要であり保険が使えない空白の期間もあったが今後は切り替え不要)
②治療薬情報を閲覧できる(従来の治療薬情報を別の医師が閲覧でき重複投与や健康被害を未然に防げる)医療機関同士の連携強化に貢献。患者は特定検診や後期高齢者検診情報を幅広く得ることが出来る
③後期高齢者医療被保険者証等複数の証書の持参が不要になる
④医療費控除が楽になる(確定申告に必要な医療費情報をe-Taxへ転記できる)
⑤大規模災害時にマイカを通じてよりスムーズに薬が手に入る。 デメリットとして医療機関側が患者のマイナンバーから個人情報を閲覧してしまうのではないかと言う指摘があります。この指摘に対して政府デジタル庁は「マイカで使用するのはITチップで本人確認をするだけ。
患者の12桁のマイナンバーは閲覧できない」とコメントしております。
健康保険証のマイカへの集約に関しては国民のマイカ登録を増やす事も勿論重要ですが、受け容れる医療機関側(病院、歯医者、薬局)もオンライン資格確認を取得しマイカのカード情報を読み取れるリーダー(左下写真)の設置を急いでおり、政府は来年3月末を目途に全医療機関の資格確認を終えたいと考えています。確認済みの機関は中段左のポスターやステッカーを貼って利用登録済みの患者を迎え入れる事が出来ます。
マイカ保有者が保険証利用申し込みを行う方法は次の3通りがあります。
① スマートフォンやパソコン+ICリーダーを使う
② 市役所の住民向け端末や医療機関に設置されたカードリーダーを使って申し込む
③ セブン銀行のATMを使って申し込む
詳しい手続き方法は厚労省や内閣府がユーチューブ動画を流して懇切丁寧に説明しておりますのでご覧になって下さい。
【番外編】マイカの健康保険証の利用申込み促進の為、政府は今年6月から来年2月末までに利用申込を行った場合には7500円相当のポイント還元を行うと発表しております。
ページ作成日 2022-06-25
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