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マルヨシ通信No.90 日本のエネルギー安保の運命は?【更新】マルヨシ通信No.90 日本のエネルギー安保の運命は? | 越谷・北越谷の不動産のことならセンチュリー21マルヨシ

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マルヨシ通信No.90 日本のエネルギー安保の運命は?

  • マルヨシ通信No.90 日本のエネルギー安保の運命は?2023-01-16

    日本のエネルギー安保の運命は?


     

     ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、EUや英国はロシアからの石油輸入を止めました。然しロシア産原油はギリシャ沖で別の船に積み替えられ、原産国をロシアでなくして欧州へ裏流通していると多くのメディアが伝えております。

     

     海運の専門用語で瀬取りと言うようです。その様な切羽詰まった状況を裏打ちする様に、英国では10月より家庭での電気・ガス料金が8割値上がり、一般的な家庭で毎月の支払額は平均4万8千円になりました。日本でも光熱費はジワジワ値上がりつつありますが、英国の半分以下で収まっています。

     

     ヨーロッパの中でも英国、スペイン、イタリアなどは電力生産エネルギーの40%以上を石油や天然ガスなどの化石燃料で賄っているのでこれから迎える寒い冬に向けて瀬取りの量は更に増えるでしょう。

     

     日本も電源構成の45%を石油・天然ガスで賄っておりますので、安閑としていられる状況ではありません。OECDが発表している2019年の主要国のエネルギー自給率で日本は36ヶ国中35位の12・1%しかありません。国内資源の自給率は石油が1% ガスが2%しかなく圧倒的に海外からの輸入に頼っています。石油・天然ガスの探鉱事業は1つのプロジェクトで数十億円から数百億円という巨額の資金が必要です。

     

     石油やガスが出なければ投じた資金はどぶに捨てたも同然です。この様な事業は民間会社だけで行うにはリスクが高過ぎるので、日本政府が資金の債務保証をしたり資源国と親密な外交関係を築いてバックアップしています。

     

     政府の窓口になっているのが経済産業省傘下のJOGMEC(= 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)です。日本の原油調達先はサウジアラビアが総輸入量の25%を占めNo1ですが、同国は外国との共同開発を認めていない為、日本の自主開発の最大のパートナー国はアブダビ首長国です。

     

     同国での最初の油田創業が始まったのが1969年ですので既に53年以上の親交があります。アブダビ首長国は2015年以降中国、韓国、タイの企業とも油田の権益を与える契約を結んでおり競争は激化しています。


     

    アブダビ首長国の油田分布
    赤色で囲った油田は日本の自主開発油田 出所:JOGMEC資料

     

     収率を上げる技術力の向上を図ってアピールしています。日本のエネルギーの命運が危うい瀬取りではなく油ガスの自主開発に委ねられているのはご苦労された先人に感謝です。

     

    次回は
    ダイソーにみる100円のこだわり
    を公開いたします。


    ページ作成日 2023-01-16

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