【マルヨシ通信No.91】
前号でご紹介した様に昨年は世界各地で自然災害が数多く発生した一年であり、今後SDGs(国連決議の持続可能開発目標)への関心と実行が益々求められる事になりそうです。
この状況下で日本の技術の粋を集めた新幹線がこれからの時代をリードして行くという話題を取り上げたいと思います。上表をご覧下さい。人一人を等距離運ぶのに排出する二酸化炭素の量は鉄道が自家用車に比べて10分の1、航空機に比べて6分の1と圧倒的に少ないです。
然しながら、用地買収や線路の建設工事、沿線住民に対しての騒音対策など鉄道を通すには莫大な資金が必要であり、国土の広いアメリカの様な国では鉄道は衰退産業になってしまいました。皆様は「4時間の壁」と言う言葉を聞かれた事があると思います。どういう意味かと言いますと、現在新幹線は東京↔新大阪を2時間半で繋ぎます。同区間の新幹線利用と航空機利用の割合は8対2です。
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同様に東京↔広島は3時間55分で繋ぎ、利用割合は5対5。東京↔福岡は4時間58分で1対9となっています。4時間を超えると鉄道より航空機を利用する割合が増えるという分析です。2031年に全線開通を予定している東京・札幌間は4時間を超えて4時間半かかりますが、事業主のJR東日本やJR北海道は新千歳空港が札幌から50kmの郊外にあったり、冬は悪天候が多かったりして遅延欠航するので航空機には十分対抗出来ると目論んでいます。
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現在、アメリカ、タイ、マレーシア・シンガポール間、インドなど幾つかの国で日本の新幹線を導入しようという動きが出ています。環境負荷の少ない鉄道を見直そうという気運が背景にある事は間違いありません。これまで新幹線が海外に輸出された例としては2007年台湾の台北↔高雄間345㎞を結ぶ路線に導入された例があります。米国では住民の反対訴訟などで建設開始が遅れておりますが、テキサス州ヒューストンとダラス間380kmを90分で結ぶ路線に新幹線を導入する計画がほぼ固まっています。ヒューストンは人口2.3百万人(全米5位)ダラスは人口1.3百万人(全米13位)
ページ作成日 2023-01-23
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