【マルヨシ通信No.92】
「ルフィ」なる指示役が仕切っている強盗事件が連日報じられています。これまでに被害者総数は約2300人、被害総額は35億円にのぼっているとの事です。怖しいのは大犯罪組織で動いているという事です。指示役ルフィは会社で言えば課長の様な中間管理職で、SNSを通じて高額で雇った実行役を束ねてフィリピンから指示を出していたという事です。実際ルフィの他にもKIMとかミツハシとかコード名で呼ばれる指示役が何人かいるようです。
彼らの上には統括役、司令塔、首領が居て、会社の様に役割分担もはっきりしています。従来の犯罪と違うのは「情報入手役」の存在と役割の大きさです。稲城市で起きた3500万円強奪事件などはこの住宅にこれだけの現金があるというピンポイントの情報がなければ成立しません。従来の高額所得者や高齢独居人リストなどの情報に加え、過去オレオレ詐欺の被害にあった家庭とか、高額医療患者リストなどを闇組織から入手し犯罪成功率の高いターゲットリストをこの部署で作り、下見も行って指示役に渡していたそうです。この様なプロ組織に対抗して、我々が出来ることは見た目で「この家は入るのは面倒だな」と思わせるアピールが必要です。家庭の防犯対策として警備会社最大手のセコムはHPで「犯罪者に狙われやすい家」として次の事項を上げています。
・塀が高く、敷地に侵入しても身を隠せる家(塀が高いから住人は安心と思うのは間違え)
・庭木等で敷地内が前面道路から見通しにくい家(敷地内が良く見える家を侵入者は嫌う)
・勝手口が奥まった場所にあり、死角になっている家(侵入個所は奥まった裏口が多い)
・カーポートや雨どいなどを足掛かりにして2階へ登り易い家。ベランダの腰壁で身を隠せる家
・自転車や脚立などが無防備に放置されている家(2階に上る足場に使われる心配あり)
これらを踏まえた防犯対策は次の通りです。
(1)表札は苗字だけで十分。家族全員の名前を入れたりしない
(2)夜は門灯や人が近づくと自動で点灯するセンサーライトを付ける
(3)洗濯物を夜干すと昼間は不在だと思われるので夜は取り込んでおく
(4)玄関の扉や窓は2ロックにする。2ロックので夜は場合は侵入に時間がかかり諦める確率が高い。窓ガラスの補助錠は窓上に付けた方が侵入に時間がかかる。窓ガラス破りに対抗する為の防犯フィルムも効果あり。
(5)ちょっとの外出でも必ず施錠を行う。物は盗まなくても犯人は瞬時に盗聴器を仕掛けて行くケースあり。鍵は耐ピッキング性能のディンプルシリンダー錠がおススメ
(6)ドアを開ける前に必ず来訪者をインターホンのカメラで確認する。夜、宅急便ならドアを開けずに家の前に置いたままにして貰う。予告なしの来訪者は特に注意。
(7)合鍵を新聞受けや植木鉢に隠すのはよく知られているので見破られる可能性大
(8)犯人が住人の後をつけて、家に入ろうとした瞬間後ろから押し入る事件もあり。普段から背後に気を配ること。
(9)SNSで投稿する人は自分の居場所を悟られない様にGPSはオフにする。
(10)スーツ姿で会社員を装った侵入者もいるので服装や身なりで大丈夫と判断しない
(11)運悪く侵入者に出くわしてしまったら直ぐに外に出て大声で助けを求める。普段から避難部屋を決めておくのも良い。
ページ作成日 2023-03-04
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