【マルヨシ通信No.98】
連日猛暑の日々が続き、皆様のご家庭ではエアコンがフル稼働という状態が続いていると思います。猛暑はヨーロッパも例外ではなく「熱波の欧州」と言われ今年は観測史上最も暑い夏と言われております。スペインやギリシャでは山火事が発生し、アテネでは7月14日43℃を記録してパルテノン神殿は午後閉鎖になりました。昨年7月にはロンドンでも40℃を記録し大騒ぎになりました。その様な状況の中で人々を悩ませているのが一般家庭のエアコン普及率です。南欧を除けば5%程度と言われております。
元来、ヨーロッパの夏は北海道と同じくらいの緯度ゆえに30℃を超える「猛暑」には縁遠かったからです。暑くてもからっとしていて日本の夏の様に湿度が高くないとか、本当に暑い日は頻発しないという事情もありました。加えて、煉瓦造りの古い建物が多く機器の設置が簡単ではないという構造上の理由もありました。エアコンよりも寒く長い冬を過ごす暖房機を充実させる方が重要だという考えもありました。
然しながら、夏が短いと言っても数年前から猛暑を通り越して35℃を超える炎暑の状況になって来て、流石に市民はエアコンを求める様になりました。そこで注目されているのが、ダイキン、パナソニック、三菱電機など一般家庭向けに強みを持つ日本製のエアコンです。特にダイキンはインバータやヒートポンプという技術を用いて、海外メーカーに比べ省エネ効率・節電率は倍以上です。
ダイキンは約8兆円超と言われるエアコンの世界市場でシェア50%を握っており同社の2023年3月期の決算報告書を見ても全体の売上高は前年比28%の約4兆円と伸長しています。同社の日本の売上は同比1・7%と微増ですが、ヨーロッパは同27%増の6998億円、米国は同52%増の1・2兆円と急増しています。同社の海外売上比率は8割以上で完全なグローバル企業です。炎暑により苦しんでいる人も多いので複雑な心境ですが、ダイキンの快進撃はまだまだ続きそうです。
夏涼しい千葉・勝浦
人口1.7万人の勝浦(千葉)への移住を検討している高齢者が増えているとの事です。理由は冬温かくて、夏涼しい快適な気候との事です。下段右のイラストからもお分かり頂ける様に今年の7月15日午後3時に越谷の気温が38.8℃と言われた時に勝浦は29.3℃と約10℃も低かったと報告されています。
理由は勝浦市が2つの丘に囲まれた谷あいにありそこに入り込む風が通り抜けている事。更に沖合が深い海底になっており、表面の温かい海水と海底の冷たい海水が自然対流して上空に冷たい空気の層が出来、それが陸地に向かって吹くので涼しくなるとの事です。勝浦の住人はメディアのインタビューに対し、エアコンをほとんど使わないので電気代が余りかからず、助かっていると答えておりました。緯度的には越ケ谷や東京都心より南に位置する勝浦の方が気温が高そうなのに涼しいというのは意外な発見でした。東京駅から勝浦へは外房線特急で1.5時間です。
ページ作成日 2023-09-18
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