【マルヨシ通信No.99】
質問です。上の写真をご覧下さい。男性が壁に向かって片足を上げています。横の女性は時間を測っている様です。二人は何の測定をしているのでしょうか? 男性は目を閉じて壁に向かっています。バランスを崩して転倒しそうになったら直ぐ手をついて支える為です。不思議な事に目を開けていれば片足立ちは長く出来ます。目を開けていれば視覚を活用してバランスを取る事が出来るからです。
一方、目を閉じてしまうと人間の視覚センサーは効かなくなり、足裏の筋肉や全身の関節のセンサーから送られて来る情報だけを脳が処理して平衡感覚を保とうとします。脳が老化してしまうと情報処理が素早く出来ず、バランスを崩して片足立ちが直ぐ終わるわってしまいます。脳の処理時間により脳年齢が測定出来るという訳です。一昔前のパソコンの処理能力が遅いのと同じです。
加齢すると平衡感覚の処理に時間がかかり、モタモタしている内にバランスを失って長い時間立てないという訳です。実は当社内で各年代の社員に実験をして貰いましたが、この数値はほぼ正しいという結果が出ました。20代の社員は1分以上閉眼片足立ちが出来ましたし、高齢の社員は20秒以上の片足立ちは無理でした。
上記の測定値表はユーチューブ上で「シニアの健康大学」という動画をアップしている理学療法士の川内雅和先生が作成されたものです。多くのシニアの療法に携わってきた川内先生曰く、毎日少しずつでも閉眼片足立ちに取り組めば測定数値は向上させることが出来るとの事です。片足立ちは脳の老化を食い止めるだけでなく、肉体的にも筋肉を鍛え、転倒しにくい体を作ってくれます。
片足立ち以外の脳の老化防止策
ところで脳が老化するとどういう症状が現れるでしょうか?「怒りっぽくなる」「同じ話ばかりする」「約束を忘れる」と言うような症状が出てくるそうです。その結果、周りからは疎んじられ、人が寄り付かなくなり、悪循環でストレスも貯まります。困ったことに本人は脳の老化についての自覚症状がないそうです。脳の老化を食い止める方策として川内先生は次の助言をしております。
(1)常にポジティブな考えを持って新しいことにチャレンジする(先生の患者さんでは70歳過ぎてパラセーリングに挑戦した、90歳過ぎてピアノを習い始めた等の例があるとの事)
(2)体内にあるセロトニンというホルモンの分泌を増やせばポジティブ志向に持って行ける。セロトニンを増やす方法は次の3通り
①朝、目覚めたら直ぐカーテンを開けて太陽光を浴び、脳の視床下部を刺激して貰う。(日光が必要なのは植物だけではない)
②セロトニンの合成にはトリプトファンというアミノ酸を採り入れる必要がある。トリプトファンは牛肉、豚肉、鶏肉、レバーなどの肉類に含まれているので高齢者でも肉を食べる事を奨める。肉が苦手と言う人には魚、卵ヨーグルト、納豆、チーズ、牛乳などからもトリプトファンを摂取出来る。
③泣いたり笑ったり感情表 現を豊かにする事がセロトニンを増やす。その他、規則正しい食生活と十分な睡眠、適度な運動を心掛けるとよい。「笑う門には福来る」は正しい。
ページ作成日 2023-10-09
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