【マルヨシ通信No.101】
日本の国歌「君が代」に苔の蒸すまでと言う歌詞があります。苔が生えるまで(永きにわたって)という意味ですが、海外は芝生が中心で日本の様に苔の庭園を造ったり、苔を愛でて観賞する文化は無いようです。日本には良質な清水と湿潤な気候があったので苔は身近な植物となり、わびさびを好む日本人の感性とも共鳴しました。我が祖先が大事にしてきた苔の美意識の世界をご紹介致します。
西芳寺(苔寺)京都
創建731年の世界遺産です。120種類の苔が境内を覆い緑の絨毯を敷き詰めた様な美しさです。禅を極めたAppleの創業者故スティーブ・ジョブズ氏も度々訪れていました。全国苔寺の頂点と言われています。
奥入瀬渓流(青森)
青森県十和田市にある「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」。約300種類もの苔が生息しています。豊かでゆったりとした渓流の流れと飛び石の苔が美しいです。
苔の里(石川)
石川県小松市にある、国内有数の苔の名所「苔の里」。日本だけでなく、海外からも高い評価を得ています。専門家の調査で48種類の貴重な蘚苔類が確認されています。
赤目四十八滝(三重)
紅葉の名所としても知られており、滝や苔の上に紅葉が散った後の紅色の絨毯が敷き詰められる風景は圧巻です。伊賀忍者修行の里と言われています。
祇王寺(京都)
祇王寺(ぎおうじ)の苔庭には色調の異なる何種類もの苔が広がり、春から夏にかけての新緑の季節は、格別の美しさがあります。平家物語に登場する悲恋の尼寺で有名。
平泉寺白山神社(福井)
福井県勝山市の白山国立公園内にある平泉寺白山(へいせんじはくさん)神社。悠久の歴史を感じる、杉やブナに沿って続く参道「菩提林石畳参道」は、「日本の道百選」に選ばれています。
白谷雲水峡(屋久島)
日本一の降雨量の屋久島の中でも特に雨量が多い場所に位置します。澄んだ水が流れる渓流、照葉樹と常緑樹が混生した緑の苔むす自然林の中では幻想的な世界が広がります。
瑠璃光院(京都)
本誌でも度々採り上げ人気上昇中の瑠璃光院。書院に反射する青もみじの美しさから脚光を浴びましたが、地面に敷き詰められた苔とのハーモニーがあってこそ。 1200年前後に創建
【番外編】弊誌99号で日本人は盆栽など小宇宙を創るのが得意とお伝えしました。その流れをくみ自分だけの苔を小さなガラス容器の中で育てる苔テラリウムが流行っています。百均で育成キットも販売しています。水やりが2~3週間に一度という事で手間もかからず、忙しい日常に自然の癒しを提供する手軽さが受けています。
ページ作成日 2023-12-10
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