【マルヨシ通信No.101】
「何年振りかに自宅や所有アパートを少し改築してみよう」とお考えの方の為に最近の建築関連情報をお伝えさせて頂きます。キーワードはミニマリズムと省エネ。装飾を排し必要なものだけを手元に置いて、スッキリしたライフスタイルを目指すというのが昨今の一般的な傾向の様です。
➀出窓 出窓は10年以上前まではオシャレ感や個性を出す為に採用されましたが、中途半端な物しか置けず、掃除がしにくく、断熱性、気密性、耐震性、コストのいずれの観点からも評価を下げ、最近では余り採用されなくなりました。
②風呂とトイレの窓 自然換気や脱臭の為、昔は風呂とトイレには窓が設けられていました。しかし最近は換気は締め切った状態で換気扇を使って24時間ブロー換気し、使用直後に暫く強制換気する方が良いという意見が多くなり窓を設けないケースが多くなりました。風呂場やトイレの窓の為に余計な費用はかけたくない。窓があると桟等に細かい埃がこびりついて掃除が大変と言う考えです。
③下駄箱を止めて天井まで棚があるシューズボックスを設けようとするのがトレンドです。腰までの高さしかない下駄箱よりシューズボックスを設け、床は土間床のままにしてお子様のキックボードやゴルフバッグを置ける様にしたいという発想です。廊下を削ってでも玄関周りに収納庫を設けるというケースも多くなりました。
スペースに余裕があればこういう下駄箱も可
家族が多く物も沢山ある場合は収納庫型が必要に
④手洗いが付いているトイレタンクも少なくなりました。省スペースにはなりますが手を洗った後、タオルまでの距離が遠く濡れた手のしずくが落ちたりして使いにくいという事です。
昭和を感じさせる手洗付きトイレタンク
⑤樹脂サッシ 樹脂サッシは断熱・気密性が高い為、省エネの観点から採用するユーザーは増えています。然しながら従来のアルミサッシと比べると価格が1・5~2倍という事もあって、日本全体の樹脂サッシ普及率は7%程度です。お隣の韓国80% 独・仏70% 米国67% など寒冷地を抱える国での普及率は高いです。樹脂サッシのメリットとデメリットを先ずメリットからご紹介致します。
(1)断熱性が高い。樹脂はアルミに比べると熱伝導率が約1000分の1と非常に低く、樹脂サッシ採用の室内温度は夏場が2℃低く、冬場が4℃高くなるという実験結果が出ています。最近ではペアガラス(複層ガラス)を組み込んで中空層を作り熱や音の出入りを防ぐ仕組みになっています。
(2)結露が生じにくい。断熱性が高い為に結露を防止出来、カビ・ダニの発生を抑えて健康的な生活に繋がります。
アルミの場合はたちどころに結露が出来ます
(3)その他、樹脂は加工がしやすいので幅広いデザインに対応可能。樹脂サッシは気密性に優れているので断熱だけでなく遮音にも効果を発揮します。
樹脂サッシとペアガラス
デメリットは冒頭記述の価格が高いほか紫外線に弱いという問題もありますが、30年は品質を維持出来、劣化の場合は塗料の上塗りで対処出来ます。総合的な判断としては、これからは樹脂サッシの時代だと思います。
ページ作成日 2023-12-15
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