【マルヨシ通信No.101】
住宅ローン専門金融機関のARUHIが毎年行なっている「本当に住みやすい街」ランキングで2020年と2021年の2年連続No.1になった街が埼玉県にあります。「川口」です。
川口と言えば大女優吉永小百合さんが18歳で映画界にデビューし出世作となった「キューポラのある街」で一躍有名になりました。鋳物工場で働いていた父親が突然解雇された事から川口は江戸時代は日光街道沿いの宿場町で農村でしたが、荒川の良質な砂や粘土が取れる事から明治時代には、農村は次第に鋳物工場に変わって行きました。
特に戦争を経て政府の富国強兵制度により川口の鋳物産業は同市の基幹産業にもなり全国の1/3の生産量を誇るまでになりました。市内には7百以上もの鋳物工場がありました。1973年をピークに鋳物製品の需要が年々落ち込みに川口は新たな産業の転換を求めら本一の高層マンションになったエルザタワー (55階建650戸と32階建389戸)が完成し大きな話題になりました。川口がこの20年で大きく発展した要因を次の様にまとめました。
(1)交通至便: JR京浜東北線と埼京線を使って池袋に21分、新宿に26分、東京に24分、更に南北線に乗り入れる埼玉高速鉄道も使える抜群の利便性があります。
(2)駅周辺に広大な工場跡地:鋳物工場の広い跡地が駅周辺に大量に出現したので、用地収納に時間がかからず前述のエルザタワーの様に大型高層マンションの開発が加速しました。同様に商業施設、大規模公園、公的文化施設等も充実させる事が出来ました。西口のリリアパークは駅直結で3万㎡以上もの広大な敷地があり、首都圏では稀有な存在です。
(3)不動産価格のコスパが良い:荒川を隔てて一駅都心よりの赤羽(東京都北区)と比べて川口の不動産価格は20~25%も低くなっています。
(4)外国人流入が人口増に貢献:川口市の外国人は約3万9千人で川口市の人口の約6・4%を占め人口増の要因になっています。日本全体の移民比率が1・2%なので川口の先進性、開放性が際立ちます。移民の流入が市の人口増に繋がるのは良い事の様ですが、今年6月には市内に住むクルド人(2千人)同士の騒動も起こり市民は不安を感じています。川口市の移民問題については国も重大な関心を寄せています。
川口駅東口1960年代
川口駅東口現在
ページ作成日 2023-12-16
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