【マルヨシ通信No.102】
弊誌93号でチャットGPTについて記事を掲載したところ、多くの読者様から有益だったと反響を頂きました。その続編と言う形で今号では画像生成AIについてご紹介させて頂きます。操作は簡単です。ユーザーはテキスト・プロンプトと呼ばれる検索窓にこういう画像を作って欲しいという要請を文字で打ち込みます。
そうするとほぼ20秒以内で上の様な画像を作成してくれます。今回の指示内容は少し複雑にして「冬の銀杏並木を和服の若い美女がたたずんでいる絵を①アニメ風 ②クロード・モネ風 ③ジブリ風 ④浮世絵風の4パターンで作成して下さい」という要請を出しました。
こういう絵を生成AIが無料で瞬時に作ってくれ、我々が自宅で簡単に入手できる様になったのは驚き以外何物でもありません。人間に頼んだら費用も時間も相当かかったと思います。
従来のAI(人工知能)と言う呼称に加えて「生成」という文字を付ける様になった理由は、学習済みのデータの中から適切な回答を探して提示するだけでなく0から新たに1を生み出してくれるという事で生成AI(= Generation AI)と呼ぶ様になりました。
画像生成AIは幾つかソフトがありますが、上記のマイクロソフト社が提供するBing Image Creatorが無料で一番使い易いと思います。
画像生成AIは当社でも実務に使っております。下記に2つの写真をご紹介します。
上の写真は入居者が未だ住んでいる状態の屋根裏収納庫の写真です。下は画像処理により入居者の私物を全部取り除いた後の合成写真です。この合成写真を使う事により、オーナー様は早めに広告活動に入る事が出来、次の入居者の募集を始める事が出来ます。
(注)使用ソフトはBING Image Creator ではありません
画像生成AIのメリットだけを述べて参りましたが、課題もある事をお伝えしておきましょう。下の写真をご覧下さい。ウクライナのゼレンスキー大統領の妻、オレーナさんの画像です。プライベート・ジェットに乗り、数々のブランド品に身を包まれています。然し、この写真はフェイク(偽物)です。
実際は別の人物の写真を捏造したものです。この偽物写真はSNSを通じて拡散されました(現在は削除済み)。これを拡散した人物の狙いは「ウクライナは腐敗した国で欧米の支援金はこうして浪費されています」と情宣する事により、ウクライナ支援の機運を削ごうとしています。画像処理技術が進んで来るとこういう問題が起こる心配があります。
マイクロソフト社や同様の生成AI画像処理を提供しているチャットGPTの生みの親OpenAI社は右記の様な政治犯罪だけでなく肖像権の侵害問題にも神経を尖らせており、有名人の画像などは「警告」の二文字が大きく表示され受付けてくれません。
次回はページ作成日 2024-01-05
センチュリー21マルヨシでは単身やご家族で住める越谷エリアの賃貸物件を中心にご紹介しております。また地域に密着してから35年以上の歴史を誇る当社では、オーナー様から賃貸管理を任せて頂いている物件も豊富にございます。不動産のお取引が初めての方にも越谷エリアに精通したスタッフが丁寧にご対応させて頂きますのでどうぞお気軽にご相談ください。