皆様、あけましておめでとうございます。
2017年が皆様にとって素晴らしい一年になりますことを心から祈願致します。29歳以下の方は平成生まれになるということで平成生まれが増え、昭和は益々遠くなりにけりという印象です。新しい年の第一号誌はゆったりとした昭和レトロを感じさせるような冬の絶景写真を集めてみました。過去号では白川郷、蔵王、小樽の倉庫街などを取り上げましたので、マイナーなひっそりとした景勝地を選んでみました。骨休みで行ってみたいですね。
昭和を超えて大正ロマンの香り漂う山形県の「銀山温泉」。このノスタルジックな温泉街へは、温泉はもちろん、趣のある美しい景観を求めて多くの観光客が訪れます。白く雪化粧した温泉街にほのかに光る灯りはガス灯のやわらかさです。タイムスリップしたような非日常の世界へと誘われます。
秋田県横手市の「かまくら」は、およそ450年の伝統を誇る水神様を祭る小正月行事。例年2月に開催され、祭り期間中は市内にかまくらが100基ほど設けられ、甘酒・お餅でおもてなしをしてくれます。 横手・湯沢温泉郷も近在しており多くの観光客が寒さの中にもぬくもりを感じる東北の「冬の絶景」を求めて集まります。
江戸初期に開湯した奥塩原新湯温泉で創業300年を迎える「秘湯にごり湯の宿 渓雲閣」。創業当時から変わらない源泉かけ流しの硫黄泉は、濃厚なのに肌触りが優しいと評判。24時間入れる貸切露天風呂では、雪を被る目の前の木々の眺めに秘湯気分もひとしおです。
石川県輪島市白米町にある棚田。日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されており、その景色は「日本の原風景」と称され、フォトジェニックな絶景スポットとして人気があります。稲刈りが終わると、ソーラーLEDが設置され日没とともに点灯する「あぜのきらめき」が冬を彩ります。
知る人ぞ知る奥秩父の「冬の絶景」。寒さが厳しくなるにつれて岩清水が凍り創られる「氷の芸術」です。秩父市大滝地区にあり、見頃時期は1月上旬~2月下旬。 夜のライトアップで幻想的な雰囲気を味わうことができます。
ええカッコしいは嫌われると思う。でもそこを敢えてこじ開けて披露して貰いました。
妻洋子との出会いもスキーが縁で、新婚旅行はスイスシャモニーにしました。
私は学生時代は青い稲妻とか荒川のトニーザイラーと言われスキーに明け暮れていました。スキーの中でもレジャースキーとは違い、八甲田山、月山、新穂高という標高二千メートル以上の山頂から一気に千メートル以上を滑降してくる春スキーにのめり込んでいました。鋭角な斜度で地面がほぼ真下に見え、足がガクガク震えるような場に年間60日以上立ってました。
卒業して社会人になってからも滑ってましたので周囲の人は呆れてました。骨折とか怪我にも何度となく遭遇しました。オフシーズンは積極的に肉体労働のアルバイトをして体を鍛えお金を貯めました。運送会社の運転手、スポーツ新聞の配送、 ペンキ塗り、新幹線の清掃など。何故そこまでしてスキーにのめり込んだのか冷静に分析したことはありませんでしたが、本誌の執筆にあたり考えたところ、エベレストの登頂と似ていて達成感という自分にしか分らない至福の世界を味わえたからだと思います。
店頭の花です。冬でもキレイな色でしょう。
私のプチ自慢は我が家の庭です。建物は築40年で古いですが、お花のお陰で明るく見栄えがします。5月の連休時に夏の花に、11月に冬の花にと年に2回植え替えをします。朝、出社する時、花を見て元気をもらい、夜帰ってきて花に疲れを癒してもらっています。仕事柄色々な住宅を見て回ります。エリアごとに花の綺麗なお宅を覚えていて近くに行ったらお庭を見せて頂きます。育て方や新種の名前を教えて頂いたり、花を介して人の輪が広がります。
我が家の庭にも近所の方や、散歩をしている方が花を愛でて立ち寄って下さいます。花は生き物なので手を入れただけで応えてくれて咲き誇ってくれます。花のお陰で私はすこぶる健康で有り難いと思っています。会社の店頭のお花の世話も担当させて頂いております。ご来店の際は気づいて頂けると嬉しいです。若い頃、仕事で世界各国を回っていました。ロンドンの春は街中黄色いダッフォ ディール、オランダなら赤いチューリップが印象的でした。
全くの一人。生死に関わるので毎日スペイン語の特訓でした。
長く生きて来たので色んな経験をして参りました。前職は商社で働いていましたので世界50カ国65都市に足を踏み入れたことがあります。20代にはボリビア、ペルー、ブラジルなど中南米によく出張していました。仕事はセメントプラントの輸出で成約出来るまで帰って来るなという本社からの命令で何ヶ月も現地に滞在していました。 世界最貧国の一つであるボリビアには半年近く滞在しました。日本人がおらず、日本食もなく、圧倒的な孤独の中で全て自己管理でやるしかありませんでした。今から35年くらい前ですから同国にはクレジットカードなどなく全て現金決済でした。一度、本社からの送金が届かず財布に数百米ドルしか残ってない時がありました。 その時は小鼠が床をはっている一泊千円くらいの宿に移り、朝昼晩スープとパンだけで過ごしました。送金が届いた時は涙が出るほど嬉しくて一人で豪華なステーキを食べた事を覚えています。私のプチ自慢は「忍耐強さ」でしょうか。
¥780(税抜き)
新潮新書から出版された橘玲著作の「言ってはいけない 残酷すぎる真実」という人間科学の新刊が売れています。昨年10月末で20万部突破ということです。この本の書評は賛否両論ありではっきりと分かれています。努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外でなく遺伝の影響が大きい。美人と不美人の「美貌年収格差」は生涯で約3600万円と堂々と書いています。 通常ですとこういう類の本はゲテモノ扱いで簡単に葬られてしまうのですが、著者は国内外の参考文献82冊の膨大な資料を使って統計数字や臨床データを基に理論の後付けをしています。「おぎゃあ」と生まれた時点で人生はある程度決まってしまうのか、人間は後天的な家庭や学校の環境によって生まれ変われるものなのか? タブー視されている議論にメスを入れています。 この記事はあくまでも話題本の紹介という立場でまとめてみました。紙面に限りがありますので要点のみ箇条書きとさせて頂きます。
企業・労働組合による有識者研究機関である日本創生会議の発表によれば24年後の2040年には全国1800の市区町村の半分にあたる896の市区町村が消滅の可能性があるとのことです。消滅とは人口減少が進み過ぎて行政が医療介護、保育、インフラ維持整備など日常を支えるサービスの提供や機能の維持が困難になり民間企業で例えれば倒産するということです。
埼玉県には現在63の市区町村がありますが、そのうち21の市区町村が2040年までに消滅する可能性があると発表されています。人口が多い市区町村で消滅の可能性があると言われている市を下記しました。人口数の右に付記しているパーセントは若年女性の減少予想数値です。
創生会議が消滅の可能性を算出している根拠は20~39才の年齢層にある子どもを生んでくれる若い女性の人口減少率です。若年女性層の人口減少率が50%を超えると消滅の可能性が高まると言われています。尚、東京都では池袋がある豊島区が若年女性減少率が50・8%となり、23区で唯一50%を上回って消滅区に上げられ話題になりました。
戦後の人口増加と経済成長のもと、全国の居住地域はいたるところに広がりました。然しながら人口が減少に転じた昨今、都市機能や居住地域をコンパクトにまとめる行政効率の良いまちづくり「コンパクトシティー」政策が各地で進められました。 国から交付金や補助金が付くこともあり自治体のコンパクトシティー計画は136市200計画にも膨れました。2016年7月総務省はこのうち44計画について目標達成度に関して評価検証を行った結果、目標を達成出来た計画はゼロという惨憺たる有様でした。富山市はコンパクトシティー内に新たに住宅を取得する市民に、 一戸当たり50万円の補助金を出すことを公表しましたが大きなインパクトにはなりませんでした。では何故、コンパクトシティーは上手くいってないのでしょうか? そこには市民の「感情」と行政の「合理性」という二つの相容れない葛藤がありました。
富山県は世帯当たりの車保有台数1.7台で全国4位の保有密度 (1位は群馬県)。2006年LRT(=低床路面電車)が導入されコンパクトシティーの遠大な実験が始まった。
市街地の外延化による生活圏の質の低下に歯止めをかけようというのがスローガン。
富山市以上にコンパクトシティー導入に高い合理性と効率性が認められたのが青森県でした。人口30万人の青森市は富山市同様に人口の拡散、郊外化に悩まされて来ました。中でも大きな問題は除雪作業でした。青森市は年間の降雪量が過去30年間の平均が6・8mという世界有数の豪雪都市です。積雪による交通網の麻痺や住宅の損壊があり、効率的に除雪を行うにはまとまって住む「集住」が合理的です。
青森市の除雪にかける支出は年間40億円にもなっています。居住地が拡散すればするほど行政の財政負担も増して来ます。この様な状況を解決しようと青森市はコンパクトシティー化を宣言し市が事業主体となり2001年青森駅前に185億円かけて商業ビルを建てました。 このビルを中心にしてシニア向け分譲マンションやホテルなどが次々と誕生しましたが、来館者数は予想の半分以下に終わり2016年運営母体の第三セクターは破産宣言をしました。元々、駅前商業施設の箱物の建設と運営を経験のない行政が行ったこ とが問題でした。商業ビルの失敗だけで青森市のコンパクトシティーは失敗したと決めめつけない方が良いという意見もネット上に書き込まれています。
居住地区をインナーに集め郊外化、拡散化を避けようとするのが骨太プラン
青森市民の正直な感想は「そもそも60年以上暮らした場所を離れるなんて考えられない。親戚縁者、友人、知人もいる。みんな住み慣れた場所で死ぬまで暮らしたい。」 「今、住んでいる土地や家を売って街中に住むなんて考えられない。普通の年寄りには無理。車があれば買い物には困らない」「自分で運転出来なくなったら地域住民皆でコストを負担してでも何らかの移動手段を考える」という発言が多かったとのこと。 財政が逼迫する中、「理論としては完璧」と思える国や自治体が進めるコンパクトシティー政策の前に立ちはだかるのが、先祖代々から受け継ぎ生まれ育った土地を離れられないという多くの高齢者が持つ共通の感情です。
憲法22条には「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」とあり強制的にコンパクトシティーに移住させることは出来ません。一方では冒頭で説明した消滅の可能性を指摘されている市区町村が増えてゆく現状があり、コンパクトシティー化は必須です。毎冬、テレビのニュースで豪雪地帯の雪降ろしで高齢者が死傷したというような話を見聞きします。 遠くに住んでいる我々は市街中心地の交通至便な場所に住んでいれば良いのにと思いますが、理論や理屈で説明出来ない深いモノがあると思います。今号では問題提起だけで終わります。
昨年12月8日、政府与党から2017年度の税制改正大綱が発表されました。今回の最大の目玉は所得税の配偶者控除の見直しだといわれ、様々なメディアがこれに関して大々的に取り上げています。 今号では配偶者控除の見直しや相続税・贈与税をはじめとしたいわゆる資産税について主な改正ポイントを先取りしてお伝え致します。
2018年1月から世帯主の所得からの満額控除 (38万円)が適用される配偶者の所得の上限が 103万円以下から150万円以下に引き上げられました。また、段階的に控除の金額が減額され最終的に控除が受けられなくなる配偶者の年収が141万円から 201万円に変更されました。 上限が引き上げられたということは実質的には減税と言えます。しかし安心してはいけません。政府は別の歯止めをかけて税収減を補うことになりました。 即ち、世帯主の年収が 1120万円を超えると3段階で控除金額が減額され最終的に1220万円を超えると控除がなくなり高所得世帯主に対しては実質増税となるからです。従来は世帯主が高所得でも配偶者控除は適用されていました。女性の社会進出を促す税制改正にはなりますが、世帯主の年収が1220万円以上は配偶者が専業主婦で所得がなくても配偶者控除はゼロになる訳ですからプチ高額所得者は頭が痛いです。
現行では、国外に5年を超えて住所を有し住んでいる者が、同じく国外に5年を超えて住所を有し住んでいる者に対して国外にある財産を贈与した場合は、贈与税は課税されません。この国外居住要件が、5年超から10年超に改正されます。つまり、親から子への贈与あるいは相続であれば、親子ともども10年超国外に住み、その時点で親が国外に保有している財産を子に贈与する以外に、子が贈与税を免れる術は無くなります。
親子ともども10年以上海外に住まなければ贈与税や相続税の課税を免れることは出来ないという非常にハードルの高い条件になったのでそこまでして贈与税の免除をしようとする人は極めて限られるでしょう。 贈与税だけでなく海外資産の相続ついては相続税についても同様に改正されます。この改正は、平成29年4月1日以後に相続・遺贈・贈与により取得する財産に対して適用されます。
マンションの各戸室の固定資産税は、各戸室の床面積に応じて課税されます。従って、床面積が同じであれば、1階の住戸も40階の住戸も税額は同じです。ところが取引価格は、床面積が同じでも1階より40階の住戸の方がはるかに高いのが実態です。取引価格には眺望の良さなどが反映されるからです。 それが、不公平感を生んでいました。そこで、高さが60mを超えるタワーマンション(概ね20階建て以上)については、階が1つ上がる毎に10/39を加えた割合だけ税額が上がるように改正します。具体的には、40階建てのマンションの場合、真ん中の階を現行の税額と同額とし、40階は5%増額、1階は5%減額となります。 1階と40階とを比べると、10%の差です。40階建てよりも高いマンションの1階と最上階との税額の差は10%よりも大きくなり、低いマンションでは差は小さくなります。また、各戸室の天井の高さや附帯設備の程度等に著しい違いがある場合には、その差異に応じた補正も別途行うようです。 この改正は、平成30年度から新たに課税されるタワーマンション(ただし、平成29年4月1日前に売買契約が締結された住戸を含むものは除く)について適用されます。都市計画税・不動産取得税についての取扱いも、これと同じです。
なお、今回の改正はあくまでも固定資産税の改正であって、相続税を算出する際に使われる固定資産税評価額が改正されるわけではありません。タワマン節税(高層階の部屋は取引価格の割に相続税が安いため、節税対策となる)は生き残ります。ただし、国税庁は2018年度税制改正で高層階の相続税評価額を重くすることを検討しているようです。
40階と1階でマンションについて固定資産税学は10%差が出てくる。相続税算出に影響が出るのはH30年度以降の税制改正。
上場されていない会社の株式の評価方法が改正されます。非上場会社の株式を評価する際には、同業種の上場会社の株価を一定程度反映させる「類似業種比準価額の計算」というのが行われるケースが多いのですが、その際にみるのは「配当金額」「利益金額」「純資産金額」の3つの要素です。 そして現行では、この3つの要素うち「利益金額」を他の2つよりも重視して計算しなければならない企業が大半となっています。今回の改正で、3つの要素を全て均等にみることとします。これにより、利益の大きな非上場企業の株価は従来よりも下がることになります。 平成29年1月1日以後の相続等から適用されます。
自社株評価については実に沢山の書籍が出ています。
相続税評価額の算定において、一定の条件に合致した広い土地(原則、3大都市圏で500㎡以上、それ以外の地域で1000㎡以上)の相続税評価額は、広大地評価という特別な評価方法が認められ、通常の路線価評価に比べてかなり低くなります。 ただし、条件に合致しているかどうかを判断することが極めて難しく、また、減額割合を決める要素が土地の面積のみ(面積が大きくなるのに比例して減額割合も大きくなる)であることが問題視されていました。
そこで、広大地の適用要件を明確化するとともに、面積だけではなく形状等の土地の個性をも反映させて評価する方法に改正します。ただし、これ以上の具体的な改正内容についてはまだ明らかになっていませんので、今後の情報が待たれるところです。
豪華客船でのクルーズや「ななつ星イン九州」の豪華な列車の旅などシニア層を中心に豪華な旅への関心が高まっています。最近ではバスにもこの波が及んでいます。2つの事例をご紹介します。
神戸拠点の神姫バスが運行している豪華バスツアー専用バス「真結(ゆい)」。最長7泊8日で日本三景など日本全国を巡る豪華なバスツアーで座席数は18席。気になる価格は7泊8日のツアーで33万円との事ですが、売り出すと直ぐ完売になる人気だとのこと。
東京・徳島を結ぶ海部観光の「マイフローラ」。定員僅かに12人で、左右1列ずつのシートでほぼ個室に近い空間を提供する。シートは電動でリクライニングし、TVモニター、ヘッドフォン、コンセント、ブランケット、のアメニティーも充実している。乗車口で靴を脱いで預けるスタイルになっており、まさに「動くホテル」。東京・徳島の片道料金は\13,100
<お知らせ>
勉強会は先着順でどなた様でもご参加頂けますので是非、お早めにお申し込み願います。
<登録方法:下記いずれかの方法でお名前、住所、電話番号、メールアドレスをご連絡下さい。>
「資産管理・賃貸経営」勉強会の開催予定
日時: | 2017年1月22日(日)14:00~16:00 | |
場所: | 「ほっと越谷」セミナールームB | |
題目: | 資産管理賃貸経営①「賃貸経営3つの要諦」 |
日時: | 2017年3月19日(日)14:00~16:00 | |
場所: | 「越谷市民活動支援センター」越谷駅東口徒歩1分ツインシティB・5F セミナールームB |
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題目: | 賢い生前贈与のススメ |
「相続」勉強会の開催予定です。
日時: | 2017年3月12日(日)14:00~16:00 | |
場所: | 「越谷市民活動支援センター」越谷駅東口徒歩1分ツインシティB・5F セミナールームB |
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題目: | 資産管理賃貸経営①「賃貸経営3つの要諦」 |
注)上旬は基本的には第1週、中旬は第2週のいずれも日曜日午後2時開始を予定しています。ご登録者様には開催3週間前に再度ご案内を差し上げます。
マルヨシ通信の読者の皆様の貴重なご意見・感想をメールでお寄せ下さい。
あて先:marutsu@0021.to
Q1 : 今号を①(全く面白くない)②(あまり面白くない)③(普通)④(良)⑤(最良)の5段階で評価するとどうなりますか?
Q2 : 今後、取り上げて欲しい記事とか全体的なご意見・ご感想があれば教えて下さい。